Toolbit DMMはDC電圧/DC電流を測定するためのPCベースのデジタルマルチメーターです。ハードウェア性能は限られていますが、GUIアプリケーションで測定データのリアルタイム波形を表示したり、オープンソースで提供されるライブラリによって簡単に自動測定環境を構築することがきます。Toolbit DMMを使ってベンチトップ測定を始めてみませんか。
最大13 bits ADC(*)
測定レンジの自動選択
DC 電圧: -6.2~6.2V / -60~60V
DC 電流: -150~150mA / -3~3A
サンプリングレート: 50 S/sec
Φ4mmバナナソケット端子
USB プラグ & プレイ
PC側と絶縁された測定回路
(*): 6.2V以上のDC電圧を測定時は分解能が約8bitsに制限されます
GUIアプリケーション
最大4台のDMM接続で4ch同時測定
波形をズームインして、最大値、最小値、平均値を表示
オープンソース ソフトウェア: GitHub repository
Python/C++ライブラリ
オブジェクト指向型のシンプルなAPI設計
オープンソース ソフトウェア: GitHub repository
まずはToolbit DMMとPCをUSBケーブルで接続しましょう。Toolbit DMMはUSB HIDデバイスとして認識されるので、特別なデバイスドライバをインストールする必要はありません。
ここでは、二通りの使い方を紹介します。
GUIアプリケーション
Python libraryを使ってプログラミング
最新バージョンのGUIアプリケーションは GitHub releases からダウンロードできます。ダウンロードしたファイルを実行するとアプリケーションが自動的にインストールされた後、起動します。アプリケーションはシンプルなデザインで直感的に操作することができます。
バイナリ形式ファイルのリンクは以下です。
Windows 10 64bit版: choppy-app-0.4.1.Setup.exe
最初にPython用のToolbit libraryをpipコマンドでインストールしてください。
pip install toolbit-lib
Pythonで電圧/電流の測定結果を取得するには、以下のコードを実行します。
import toolbit
dmm = toolbit.Dmm()
dmm.open()
print(str('%03.3f' % dmm.getVoltage()) + " [V]")
print(str('%03.3f' % (1000.0 * dmm.getCurrent())) + " [mA]")
補足
管理者権限や依存ファイルが無い場合はエラーメッセージが表示されるかもしれません。